【撮影note:3】玉ボケ写真の簡単な撮影方法と仕組みについて!

玉ボケの簡単な撮影方法 カメラ
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こんにちは!
PHOTO-TABIブログを運営しているだいだいと申します。

カメラを購入すると、一度は「玉ボケ」写真に憧れるのではないでしょうか?
そして、上手に撮れるとプロになった気分でとっても楽しいですよね!

本日は、そんな玉ボケの簡単な撮影方法と仕組みについて、ご紹介していきたいと思います!
機材と設定さえ揃えば誰でも撮影ができますので、是非お気軽にチャレンジください。

玉ボケとは?

被写体の前後でキラキラと輝いて写る丸い光を表します!
柔らかく、幻想的な写真となることで人気の、一眼レフやミラーレスカメラにおける撮影技法です。

夜景ポートレートや夜の街並み、光の反射や木漏れ日など、複数の光があるところで主に大活躍しています。
ドラマの感動的なシーンでもよく使用されており、
写真がワンランク上達したような気持ちになれるのも、玉ボケ写真のいい所ですね!

玉ボケを作る仕組み!

玉ボケの正体は、その名の通り、「ボケ」です!
ボケさせなきゃ始まらないため、ボケた写真を撮りやすいf値の低いレンズを使用することが重要となります!

f値?ボケ?という方は、別記事にてご説明しておりますので、よければご覧ください。

それでは、玉ボケを作る仕組みについてですが、
光源側とカメラ側、撮影条件の3つからそれぞれのポイントを紹介していきます!

★玉ボケを作る3つのポイント★
・光源側:点光源
・カメラ側:f値・レンズの羽根の形
・撮影の条件:被写体と背景の距離

点光源について

まずは光を出す側(光源側)についてのお話です。

点光源とは、1点からの光が放射される光源のことです。
点とは言っても、実物の光源は完全な点ではなく、ある程度の大きさを持っているため、
光源から距離を取ることで点に見えています。
イルミネーションや、懐中電灯など、小さな電球が分かりやすいですね!
つまり、光源側が丸っこい光であれば、「玉ボケ」に近づきます。

余談ですが、点光源の逆となるものを面光源と呼びます。
面光源と呼ぶだけあって光源が大きく、面全体から光が出るため、被写体を包み込むような照らし方になります。
面光源を作るアイテムで有名なものはレフ版ですね!
モデルさんなどを撮影する時に、明暗差を出さず柔らかな写真にするために使用されます。

f値・レンズの羽根の形について

今度は光を受ける側(カメラ側)のお話です。

玉ボケの写真を見ると、背景がいかにボケているかが重要なのが伝わるかと思います。

別記事でご説明したように、写真のボケ具合はf値によって決まります!
f値を小さくすることで、背景がボケやすくなるメリットとレンズの羽根が出なくなりことで光を円状に取り込めるようになるメリットがあります。
つまり、f値が小さいほど、点光源から取り込んだ光がより「玉ボケ」に近づきます!

レンズの羽根についてイメージがつかない方へ、少し見づらいですが動画をご用意しました。
f値が一番小さい(開放)の場合は羽根が出てこず、f値が大きくなるにつれ羽根が大きくなる様子が見えるかと思います。
ご自分のカメラをのぞきながら、f値を調整して撮影してみても面白いかと思います!

被写体と背景の距離

最後に撮影条件に関するご説明です!
ボケに関係する内容ですが、撮影時の条件であるため項目を分けました。

「被写体と背景の距離」を言い換えると、「被写界深度から点光源がどれだけ離れているか」となります。
被写界深度とは、ピントが合う幅のことを指します。
ボケはピントが合っている部分から離れるほどに大きくなります。
そのため、
f値を小さくして被写界深度を狭くすること。
被写体にカメラを近づけ、被写体と点光源の距離を離すこと。が重要となります!

玉ボケを作る仕組みまとめ

以上3つのポイントより、
玉ボケ写真を撮る仕組みは、
「点光源を背景にして、f値を小さく、被写体と点光源の距離を離す」ことが重要となります。

事項からは、実際の撮影方法についてご説明していきます。

玉ボケを簡単に撮影する4つの手順!

①光を探す!

まずは玉ボケにする点光源を探します!
ここが一番写真に個性を出せるため、楽しい部分だったりもします。

代表的なものだと、イルミネーションや夜景などの光源自体があります。

しかし、実はお昼でも意外と点光源を発見することができます。
太陽の光を反射している水辺や葉っぱ、
木々から覗く木漏れ日など、小さな光がたくさんあれば玉ボケの撮影が可能です!

②f値を一番小さくする!

お次はカメラの設定に関するお話です。
f値が小さいほど背景をボカすことができるため、
撮影の際には持っているレンズでf値が一番小さくなる設定にします。

f値は「Avモード」もしくは「マニュアルモード」で変更することができます!
マニュアルモードはシャッタースピードやISOなどを手動で変更する必要があるので、一番簡単なのは、Avモードでf値を一番小さくし、ISO感度をAUTOにして撮影する方法です!

もちろん、f値は低ければ低いほど背景がボケてよいのですが、f値についてはレンズごとに限界があります。
そこで、安くてボケるオススメのレンズをご紹介します!

1例として、Canonの撒き餌レンズとも呼ばれている、f値が低く使いやすい標準画角でありながら、1万円台で購入の出来るオススメ品がこちらです!
私はCanonユーザーであるため、こちらの商品を勧めておりますが、他のメーカーさんでも同スペック・同価格のレンズが販売されているため、f1.8や50mm等でお調べください!

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③望遠レンズを使用する!

次は画角に関するお話です!

望遠レンズを使用することで、玉ボケをより大きく写すことができるため、ズームレンズの場合は一番望遠のモードで撮影をしましょう!
35mmと135mmのボケ方を比較するとこのようになります。

望遠にするとなぜ玉ボケ(背景)が大きく写るかについては、別記事にてご紹介しておりますのでよければご覧ください。

そして、望遠レンズのオススメですが、比較的安く・f値が低く・単焦点望遠の中でもポートレートやお散歩で使いやすい画角が85mm~100mm程度です。(フルサイズカメラでない場合は、35mm換算にご注意ください。)
下記リンクは85mmであり、f値が低い割には安価のため、オススメとなっております!

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④被写体は手前に!

前項にて、被写体と背景の距離についてお話ししました。
実践では、被写体をなるべく手前に持ってくることで、背景との距離を離します。

被写界深度の手前に物を置くと、前ボケといった撮影技法にはなりますが、玉ボケにするのはなかなか難しいです!
そのため、被写体と背景の距離を意識すると良いかと思います!

終わりに…

以上が玉ボケ写真の撮影方法に関するご説明でした!

人の目を惹くこと間違いなしの「玉ボケ」写真。
機材と設定さえ分かれば、簡単に撮影ができるため、皆様も是非チャレンジしてみてください📸

それでは、本日はここまでとなります。
ご拝読ありがとうございました。

前回の記事:打ち上げ花火の簡単な撮影方法!

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