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大正ロマン*銀山温泉

こんにちは!
PHOTO-TABIブログを運営しているだいだいと申します。

皆様は大正ロマンというと、何を思い浮かべますか?
着物やレトロ喫茶、モダンやハイカラなど、和洋折衷な日本の文化を思い浮かべたでしょうか?

本日は、日本でも有数の温泉地であり、憧れの大正ロマンにタイムスリップした気分を味わえる「銀山温泉」についてご紹介致します!

銀山温泉とは?

山形県尾花沢市にある日本有数の温泉街の1つです。

夕暮れ時になると、銀山川沿いに並ぶガス灯が温泉街を染め始め、タイムスリップしたかのような幻想的な世界が広がります。両岸には、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が立ち並んでおり、昔ながらの空気を味わえます。

銀山温泉は、江戸時代初期に大銀山として栄えた「延沢銀山」が由来しています。
温泉街の始まりは、銀山で働いていた鉱夫が、銀山側に沸く温泉を発見したことから始まったそうです。銀山の採掘が衰退していくと、次第に温泉湯治として盛んになっていきました。1689年に銀山は閉山すると、温泉宿が並び始め、盛り上がりを見せましたが、1913年の洪水により温泉街は壊滅しました。その後は地元の力で復興し、現在の温泉街となるそうです。

アクセス性の悪さから、長い間秘湯として、知る人ぞ知る温泉地でしたが、ドラマ「おしん」のヒットにより知名度が広がり、近年では日本の誇るフォトジェニックスポットとしてインスタグラマーや外国人に人気の話題沸騰中の名湯となります!

いざ、銀山温泉へ!

銀山温泉へのアクセスや料金情報をまとめました。

アクセス情報

お車の場合

銀山温泉のHPより、東北自動車道を利用した3つのルートが案内されています。

● 東北自動車道/古川IC → (国道47号線) → 鳴子 → 赤倉 → 山刀代峠 → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉
● 東北自動車道/村田JCT → 山形北IC → (国道13号線) → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉
● 東北自動車道/仙台宮城IC → 関山峠 → 東根 → (国道13号線) → 尾花沢 → (国道347号線) → 銀山温泉

冬場の注意点ですが、国道347号線は一部通行止めとなるため、国道13号線を経由でカーナビを設定すると、一番スムーズに旅行に行けます!

仙台市からは約2時間半、山形市から約1時間半くらいを見積もってご予定ください!

公共機関

公共機関を利用する場合、かなり交通の便が悪いです。

その理由は銀山温泉行のバスの本数が少ないからです。

JRを利用する場合、尾花沢までは比較的にスムーズに乗り継ぎができます。

● 山形新幹線利用/山形 → 奥羽本線急行で40分 → 大石田バスで15分 → 尾花沢のりかえ40分 → 銀山温泉
● 東北新幹線利用/仙台 → 特急バス(新庄行)で約2時間 → 尾花沢のりかえ → バスで40分 → 銀山温泉

ただし、はながさバス様HPから尾花沢~銀山温泉の時刻表はこちらになります。銀山温泉行のバスが一時間に一本未満であり、チェックインのできる15時過ぎに到着となるバスがありません。

まさに秘湯と言えるルートになるため、
時間にゆとりがあり、旅行先の雰囲気を楽しめる人におすすめです!
(運転手さん、いつもありがとうございます。)

オススメの時間帯

5:00~7:00は、朝早いだけあって人は少ないです。
朝焼けや明るい街の景色をゆっくりと撮影したい人は、是非早起きをしてください!

10:00~15:00は、宿泊者の入れ替わりが激しい時間帯です。
人の行き来があり、少し混雑します。

15:00~19:00は、最も混雑する時間です。
宿泊者の方もチェックインの時間に合わせて大勢いらっしゃり、日帰りの方も夕暮れの銀山温泉を撮影しにくるため、写真撮影にはあまり向きませんでした。
ガス灯は18時頃には、灯り始めます。

20:00~22:00は、夕飯も終わり、皆様寝静まり始める時期のため、人通りが大分少なくなりました。綺麗なお写真を撮るには、この時間帯がお勧めです!
ただし、ガス灯は11時頃までついておりますが、宿泊者の方の明かりが消え始めるので、明るい写真を撮るのは21時頃までが限界かと思います。

費用について

お安いホテルがないため、宿泊で来られる方は、1~2万円/1人程度見積もる必要があると感じました。
ただ、それでも余りある日本の景色がそこにはありました。

銀山温泉の見どころ紹介!

体験談を交えながらオススメどころをご紹介していきます。

銀山温泉マップ

まずはこちらが銀山温泉のマップになります。
マップの下側が駐車場やバス停、真ん中が旅館などの温泉街、上側は滝など自然のエリアとなります。

銀山温泉に到着

私が訪れた日のは12月。天気は晴れており、側道に雪が積もっているものの、路面は凍結しておらず、車を運転するには何の支障もない条件でした。

住宅街を抜け、少しだけ下りながら奥地に入ると銀山温泉に到着します。

駐車場は、旅館ごとに所有しております。
本日は古山閣さんへと泊まりますので、専用駐車場へと車を止めました。

駐車場は坂道に面しているため、温泉街へと向かうにはもう少し坂道を下る必要があります。
下った先に、「明友庵」さんというお菓子処が見えてきました。

明友庵さんの隣に「しろがね橋」が架かっています。
ここが大正ロマン銀山温泉への入口です!
余談ですが、ここから見る夜景がとても綺麗だったので、記事の後半でご紹介します。

観光①和楽足湯

白銀橋を渡ると、すぐに足湯がありました。
15人くらい同時に浸かることが出来ます。
冬になると少し場所もありますが、源泉に近づくほど暖かくなりますので、場所で温度を調整しましょう。

足湯はここの1か所しかないため、少し込み合いますが、1日中利用できますので、朝や夜など、人が少ない時間帯を狙って、ゆっくりと銀山温泉の景色をお楽しみください。



グルメ①野川とうふや

和楽足湯のすぐ後ろには、生揚げ豆腐で有名な「野川とうふや」さんがあります!

こちらは100年以上続く老舗の豆腐屋さんで、いただけるお食事は3種類。
立ち食い豆腐(¥180)、立ち食い生揚げ(¥220)、立ち食い湯豆腐(¥220)があります。とってもリーズナブルですね!

場所は、和楽足湯の正面にあるため、足湯に浸かりながら温かい揚げ豆腐を食べ、雪景色の銀山温泉を眺めるのは格別な贅沢です。
お夕飯までに時間がある方は是非どうぞ!

観光②古山閣

私が宿泊したとても伝統的で素敵な宿です。
玄関をくぐるだけで大正ロマンへタイムスリップしてしまうような格別な時間は、別記事にてご紹介致します。

そして外観ですが、歴史を漂わせる「鏝絵」が並んでいます。

鏝絵とは、日本で発展した漆喰を用いて作られている浮彫を指します。
左官職人がこてで仕上げていくことから名づけられました。
縁起物やや花鳥風月がモチーフになっていることが多くありますが、
古山閣では、一年の行事をモチーフとしているため、絵本を読んでいるようでとても楽しめました。

正面にある、そばの名所「伊豆の華」の2階からもゆったりと見ることができるため、是非お立ち寄りください!


観光③能登谷旅館

古山閣を横目に、さらに奥に進むとさらに大正ロマンの世界へ迷い込みます。
その代表として、「能登谷旅館」があります。

こちらの正面にある赤い橋は、「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われている1つです。お昼はレトロな外観ですが、ガス灯が灯る時間帯にはまた違った顔を覗かせます。夜景については、後半でご紹介致します。

グルメ②はいからさんのカリーパン

能登谷旅館さんを超え、少し歩くとハイカラなお店が見えてきます。

ここは、銀山温泉の中でグルメとして有名なカリーパンのお店です!

カレーパンではなく、カリーパンであることが重要ですね!
ここのカリーパンは雑誌に載ることも多く、「辛すぎず」「熱すぎず」「油っぽくなく」「カレーがおいしい」で有名のため、一度は召し上がることをお勧めします!
お店の外観も可愛く、レトロなので観光スポットとしても人気です。

ただ、私が訪れた際には、移転により閉店しておりました。
販売再開の時期に訪れる方がいらっしゃったら、私の分まで食レポをお願いします。

観光④白銀の滝

はいからさんのカリーパンを通りすぎると、真っ白に積もった雪をかき分けて道が出来ています。そのまま進むと、白銀の滝が見えました。
冬のため、近づくことは出来ず、少し遠めですが美しいです。

フォトジェニックスポット!

ここからは、夜の銀山温泉をご紹介します。
下の地図の3カ所がフォトジェニックポイントのBEST3です!
まるで異世界に迷い込んだのかのような、幻想的な空間でした。

①しろがね橋

個人的に、銀山温泉の玄関とも言えるしろがね橋から眺める銀山温泉が不動の一位だと感じます。
物語が始まるような、少し哀愁があるような、色々なわくわく感を味わうことが出来るとっておきの撮影スポットなので、是非こちらで撮影をしてみてくださいね!

②昭和館前橋

温泉街中心にある、昭和館さんの正面あたりに架かる橋から、能登谷旅館さん側を撮影するのもフォトジェニックポイントです!
温泉街で最も明るく、ガス灯も入るベストスポットですので、銀山温泉を訪れたなら自然と足が運ばれてしまうベストスポットです。

③能登谷正面

「千と千尋の神隠し」のモチーフとなったとも言われる赤い橋で有名な能登谷旅館の正面です。
まだ皆様が寝静まっていない21時前までが、全室の灯りがついている見どころなので、是非夜のお散歩にお出かけください。

終わりに…

大正ロマン「銀山温泉」のご紹介はいかがでしたでしょうか?

オールシーズン最高の温泉街ですが、冬はまた別格な世界へと変わるため、是非皆様も訪れてみてくださいね!

その他の旅行記事については

その他にも様々な旅行記事を作成しています。皆様の旅行に少しでも役立てる用、僕の体験や感じたことを中心にまとめているので、良かったらご参考にしていただければ幸いです。

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